三服目:DRUM the original blue ドラムオリジナルブルー レビュー
かけて食べる。出汁として、煮る、飲むにしても、日本食には欠かせない鰹節。
人によっては生臭いと感じる、魚介の香りからは、想像も出来ない旨みがありますよね
今日は、そんな鰹節の匂いに似ていると言われている特徴的なシャグ『ドラム オリジナル』をレビューします。
それだけを聞くと、美味しく無さそうに聞こえるかもしれませんが、ところがどっこい。
コレがまた何とも言い難い、旨味の強い美味しい煙草なのです。
忌避せず、吸った事がない方は、是非味わい深いこちらを試して欲しいです。
♛ DRUM the original blue ♛
【About】
価格:50g ¥1,330 💋 0.5g ¥13.3
ヨーロッパで最も人気が高いシャグで、世界中から親しまれているドラム。
その看板にうそ偽りなく、なんとファインカットシャグでは世界第2位の売上を誇るとか( Ꙭ ))マジか
日本では煙草を扱っている店なら、SEVENSTARや赤マル、MEVIUSが置いてない店はない。
それと同じ様に手巻き煙草の世界では、とてもポピュラーな存在なのです。
国内でも知名度共に普及率も素晴らしいので、たまーにコンビニにさえ置いてあるので、手に入れやすいかと思います。
さて、そんなドラムオリジナルブルーですが、
インペリアル・ブランズ(imperial brands)という、イギリスの多国籍煙草会社から出ています。
こちらの会社から出ている煙草ブランドですと、有名な物だとゴールデンバージニアやゴロワーズ、そしてダビドフ等は聞いた事があるのではないでしょうか?
そのドラムオリジナルブルーは、ハーフスワレ(=鰹節と似た香りのする)に分類される、オランダ産シャグであります。
※ハーフスワレをご存知ない方は、後々記事にするので、詳しくはそちらをご覧ください( ◜▿◝ )☞
簡単に言えば…halfzware
名前の通り、半分(half=ハーフ)強いor重い(zware*1=スワレ)という意味を持ちます。
喫味の強いものを、吸いやすくする為に軽い煙草葉とブレンドしたものが、ハーフスワレなのです。
なぜ鰹節の香りとと似ているのかは、喫味の強い煙草葉の製法が、一部の鰹節を作る製法と似ているからだと思われます。
ハーフスワレのパッケージは、ネイビーカラーが用いられる事が多いんですよ。
ブレンドは、パウチには
バージニアとブラウンケンタッキーのブレンドと記載されてあります。
DRUMについて詳しく書いてあるWikipediaには、ダークケンタッキー、バーレイ、ブライトバージニアのブレンドと書いてあるので
いつだったか、パッケージがリニューアルされた際に、ブレンドにも少なからず変更があったのかも知れませんね。
。
因みに巻紙は、harvestのフリーバーニングだと思われる。白い薄めの50枚入がついていました。
また、シャグをパウチのまま持ち歩くのならば、
パウチの折り返し部分が一般的なパウチより少し短めなので、シャグを外で散らかさない様気を付けた方が良さそう。
因みに、プラ袋に個別で密封された状態で販売されているので、置かれた環境に左右されにくい状態で楽しめるのもポイントが高いです。
【シャグの状態】
葉の湿り気は程よく、買って直ぐに吸えると思います。
流石、個別にパウチの上から個包装されているだけあります。
葉のカットは、一般的なシャグとは少し様子が違いました。
主脈の輪切りや、カットしきれていない大きめの葉、そして茎もかなり多く混ざっています。
※大きさが伝わる様、15mmフィルターを横に置いています
追記…この大きな茎や葉のせいで巻く度喫味が変わります。また余りに大きな物は火持ち・火付きが悪い為、専用の器具もありますがハサミで切るなり、手でちぎるなり、避けて巻く等の工夫が必要となります。
ネットの情報では、
「それが雑味を生む」
「それによって、マイルドな喫味になる」
と逆説的な様々な情報があるので、もしかしたらこのカットは、意図された物かもしれません。
また、パウチの大きさの割には、50gと多いからか、
少し解すと、パウチにパンパンになってしまいました。
なので開封したての場合、持ち歩くならば、
折り返しの部分も小さい事もあるし、半分は自宅に別で保存して置くのが無難だと思います。…その方が劣化しづらいしね
【香り】
未開封の状態でも、薄らわかる燻製香(鰹節臭)。
開けて鼻を近づけると、更にその香りは強まります。
ですが、直ぐ空間にまで漂う程ではありません。
鰹節に似てるという噂に違わず、日本人ならば9割9分首を縦に振るでしょう。
しかし、その燻製香ですが、薄くスライスされた物ではなく、その前の元の様な、厚みのある凝縮された香りです。
私には若干、スコッチ・ウイスキーのピート香の様なものも遠くに見えます。…解りやすく言うなら、ピート香は、正露丸の匂いに似てるよ☺︎
また、私だけではなく家族にも嗅がせてみたのですが、
若干ですが、タイヤの様なゴム系の香りがすると、チラホラ意見を頂きました。
それらが、不味そうと言う意味ではなく、面白いと感じるのが不思議です。
ただ、開けてしまったが最後。
持ち歩きや保存には、ジップロック1枚位ではこの香りを防ぐのは力不足なので、何か別の方法を用意して置くのが得策です。
追記…開封後は香り飛びが比較的早い様に感じたので、出来ることならその日持ち歩く分と自宅で保存する分とで分けて管理した方がいいと思います。
想像するに、もし彼氏のバッグから、はたまた部屋から、この鰹節の匂いがしたら、ちょっと引きます(; ꒪ㅿ꒪)oh
私は巻く際、ローラーやトレイを使用するのですが匂いが移ったので、、、洗えば取れない程ではありませんが。
【喫味】
✯手巻き煙草ver…
ペーパー:Raw classic レギュラー
フィルター:Smoking slim brown 15mm
:pure slim 18mm
フィルターはノーマルタイプと、
両切り派におすすめなスモーキングスリムブラウンで試しました。
フィルターの違いに関してですが、後日詳しく別の記事にて掲載するとして☞
簡単に説明すれば、スモーキングスリムブラウンは通常のフィルターより、良くも悪くも、香りや喫味がダイレクトにわかる。と言ったところでしょうか?
⚠あくまでも個人的な感想です。シャグの状態や体調、その他、香りや味の感じ方には、個人差があるとご理解ください。
吸ってみると、
艶っぽく肉厚で、芳醇な香ばしい香りに包まれます。
集中して嗜んでいると、何と面白いこと。
1つのショートフィルムの物語を観ているかの如く、前半と後半とで変化を見せてくれます。
前半はかなり芳醇、そして散々言った鰹節系の燻製香。時折塩気を感じました。
後半は、燻製の香りは弱まり、吐いた煙から時折り華やかな香りと、甘味が強まります。
その、すぅっと抜けていく香りがたまりません。
煙草葉自体の喫味も、辛味共や酸味は少なく、非常に力強いコクとまろやかな甘みが、煙草葉が上質な事を伺わせます。
また、時折塩気の様な風味を感じました。
━━癖のある重厚な香りからは意外な程、口内に広がる味わいは馴染みやすく、吸いやすいです。
いや、、、もう、、、ただただ旨い。
しかし、残念な事に家族には不評なこの香り。
普段は換気扇の下で煙草を吸うのですが、こればかりはベランダで、とお達しを受けました。
確かに、この香りが服や部屋から漂うのは嫌がられますよね。
周りの方ではなく、自分が楽しむ為の煙草そのものだと思います。
そういった事から、喫煙する場所はかなり配慮が必要になると思われます。
因みにルームノートはかなり強いです。
特に妹からは、ファブられました( ・᷄・᷅ )𐤔𐤔𐤔
ですが一度、この力強い味にハマると抜け出せなくなりそうです。
食べ物で例えれば、香りは全く違いますが、
✓ぬか漬けや、納豆 等
好きな方は
「この香りや、その深い味わいがたまらない、大好きなのだ!」
と思われるのと等しいと思います。
フィルターの差異ですが、結構変わります。
個人的には、スモーキングスリムブラウンフィルターの方が、前半と後半の変化を捉えやすく、奥深く、濃いその味を楽しめる事が出来ました。
普段、強い煙草を嗜んでらっしゃる方はペーパーチップや、上記のスモーキングスリムブラウンフィルターがお勧めです。
タールやニコチン等の喫味は若干強めで、体感8〜10mg位に思います。
肺喫煙でも喉へのキックは穏やかで、刺激もマイルドな為、吸いやすい部類です。
ノーマルフィルターで吸うならば、もう少し短めの15mmがお勧めかな?
何故か、ピュアスリム18mmで吸った時、化学的な薬品臭さを感じてしまいました。…開けたばかりのフィルターなので、匂い移りの可能性は無いに等しいと思うので。
コニカル巻きでも、美味しそう🚬( ˘ᵕ˘ )
✯ジャーニーパイプ2ver…
こちらのツールは最近手に入れたばかりなので、吸い方練習中です(´・ω・`)悪しからず〜
上記とそう変わりないですが、紙の雑味がない分、瑞々しく、バージニアの甘みをより強く感じました。
また、燻製香の香ばしさは手巻き程気になりません。ペーパーの燃える匂いがない分、そう感じたのかもしれませんが。
ジュースも平均的といったところ。
喫味や煙はマイルドなので、ファインパイプ無印、もしくはシュプリーム。ショートスモーキング用のパイプをお持ちの方は、吸いやすいシャグなので、おすすめです。
【感想】
(5点満点中)
お気に入り度*2☆3.5/5
オススメ度☆4/5
手巻き初心者へのオススメ度は*3☆2.5/5
甘味☆4/5
酸味☆2/5
苦味☆3/5
辛味☆1.5/5
コク☆5/5
クセ☆5/5
ルームノート☆4.8/5
煙草感4.5/5
ニコチンや、喫味の強さ☆3.8/5
味わいの濃さ☆4/5
鰹節度☆4/5
この香りも然る事乍ら、奥深い旨味とまろやかな甘みが
個人的には、かなり、かーなり美味しいシャグだと思いました。
手に入れやすいのも相まり、常喫の1つにしてもいいかなと思っています。
ただ、如何せん量が多いので、出来れば30gのラインナップがあれば嬉しいです。
私は1日の中で、最近はフレーバーシャグがメイン。
そこに、ちょこちょこ無加香シャグを挟むローテーションなので、捌くには時間がかかるんですよね。
香りのウケは最悪な部類だと思うので、自宅専用となりそう。
なので、なお一層少なめのラインナップが欲しい処。
また、環境下によっては香りの劣化が速い様に思えたので、保存方法は注意が必要ですね。
ですが、リピートは期間を空けて必ずすると思います。
しかし、手巻き煙草初心者にオススメシャグの1つとして挙げられがちですが、個人的にはある程度色々と慣れてからの方が楽しめると思います。
いきなり癖の強い煙草から入るよりは、スムースな喫味の無加香物、喫味の軽い好みのフレーバーから試した方が手巻き煙草に入りやすいかと思います。
また、全体的な印象として、味の濃い食べ物の後でも負けず、シャグの状態で感じたピート香から、スコッチウイスキーとも相性は良さそうです。
ネパールやフィリピン、タイ料理に合いそうな雰囲気です。…独断と偏見なので悪しからず
それでは長くなりましたが、これにてドラムオリジナルブルーのレビューを終わりと致します。
皆さん、よい喫煙LIFEを〜(∩ˊᵕˋ∩)・*
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