六服目:Hi tobacco dark fire ハイタバコダークファイア レビュー

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スワレ・ハーフスワレ・黒煙草系のシャグ第2段!

本日レビューするのは、通販サイトでは黒煙草に分類される『ハイタバコ ダークファイア』です。

        

 

スワレに分類されるものは、香りや喫味にクセがあるため吸う場所を選んだり、好みがバッサリと別れると思います。

ですがハマると本当に美味しいので、文だけ読んで忌避するのではなく、是非一度でも嗜んで欲しいです( ◜▿◝ )

 

…黒煙草と呼ばれる製法は様々あるのですが、簡単に言ってしまえば、暗い色合いと独特の香りを生み出す製法で作られたものを指します。細かく分けてしまえば、黒煙草は堆積発酵の物を指すだとか、ダークファイアはスワレ系だとか、色々な情報を目にしますがとりあえずここでは黒煙草と致します。

また黒煙草の紙巻煙草ですと、日本ではゴロワーズが有名ですね。

 

ハイタバコダークファイアの場合は、商品名にもあるダークファイア。

正式にはダークファイアキュアードといい、葉(主にバーレイ)が黒っぽくなる迄、熱と煙で燻し乾燥させる製法で作られたシャグなのです。

 

♛ Hi tobacco DARK FIRE ♛

 

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【About】

 

価格:30g ¥900 💋 0.5g ¥15

生産:ブラジル🇧🇷

附属ペーパー:スローバーニング50枚

ブレンド:ヨーロピア

 

ブラジルのHandmade Brazilian Tobacco という会社から出ているシャグです。

日本では、2017年に発売が始まりました。

会社自体はまだ若く、手巻き煙草に特化しているようですね。

 

ハイタバコ・ダークファイアは、バージニアとバーレイのブレンドで、ダークファイヤーという乾燥方法で加熱処理し作られたシャグです。

使われている葉は、100%無農薬というこだわりよう。

*1から引用

 

加えて、パウチの作りや附属のペーパーがとても優秀です。

 

開くとまず、小さなマジックテープが目に止まります。

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次にこの写真でもわかるように、外側はプラスチック、内側がアルミの二重構造。

この作りは香りを閉じ込め、紫外線等の光から守ってくれるので、保香や品質保持に優れた作りとなっています。

おまけに、ジップロックのようなジッパーもついているので、マジックテープもしっかり留めれば、持ち歩きの際にバッグの中で開いてしまってシャグがこぼれるといったことも無く、乾燥や匂い対策としても優秀そのもの。

 

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写真にはありませんが、手巻きをするスペースもしっかりあるので、外出先でシャグを散らかすことも少なくて済むので安心ですよね。

 

欠点があるとすれば、マジックテープが少々取れやすく、手巻きスペースもよくあるパウチよりクルっと反り戻ってしまうのでシャグを弾きやすいです。

よって開封時は優しく、手巻きの際は何かでパウチ端を抑えるなど、工夫が必要となります。

 

次に巻紙ですが、ハイタバコのオリジナルペーパー50枚が付属されています。

レギュラーやミニサイズと書いてありますが、大きめの1 1/4のサイズ感。

糊は天然アラビアガムを使用。

ペーパーの下が透けて読めるほど極薄で、スローバーニングだと思われます。

使用するフィルターがスリムだと、横幅が大きく感じますが1 1/4だと思えば許容範囲。

どちらかと言えば、レギュラーフィルターやコニカル巻きに向いている大きさだと言えます。

 

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スタイリッシュなデザインや、パウチの仕様であったり、ペーパーであったり、消費者に寄り添った趣向は親切そのもの。

「痒い所に手が届く」とはまさにこの事でしょう。

やはり会社が新しいだけに、消費者の声を積極的に取り入れたのでしょうか?

 

【シャグの状態】

 

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触ってみるとごわついていて、パラパラとしっかり乾燥しています。

好みによるのでこのまま吸うことも出来ますが、シャグ本来の味を楽しむには加湿が必要となり、買って直ぐに吸うことは出来ません。

しかも適切な水分量になる迄には少々時間がかかるため、購入のタイミングを間違えるとその間吸えるシャグが無い、といった事になるので注意が必要。

 

直ぐに吸いたい方は、自己流ではありますが過去記事に急速加湿の方法をご紹介しているので一読ください。

↓↓↓↓↓↓

romeesmoke.hatenablog.com

 

個人的にスワレ系は、しっかり加湿すると特徴がボケる気がするので、少し乾燥してるなー位が好みです。

 

葉の色合いはとても暗いダークブラウンです。

カットは平均的な細さで、俗に言うゴミシャグ*2は少ない様に思えました。

一方、葉の乾燥による粉末状の粉シャグは多かったです。(ロットによると思います)

 

【香り】

 

スワレ系特有の、強い燻製の香りが漂います。

いわゆる鰹節ですね。

個人的にはスコッチ・ウイスキーの様なTheピート香だと思いました。

正露丸のツンとくるあの香りにも似ています。

定番のドラムと比較すると、こちらの方がクセのある強い香りを持っています。

正露丸8、鰹2のバランスでしょうか。

 

高確率で香りが移ると思われるため…というか手はもちろん、トレイやローラー、ヒュミディパックに香りがうつりました。

専用にしてしまうか、あるいは洗える素材のツールを使うといいでしょう。

 

【喫味】

 

ペーパー:Raw classic レギュラー

フィルター:Smoking slim brown 15mm

                  :pure slim 18mm

フィルターはノーマルタイプと、

普段ペーパーチップの方にもおすすめなスモーキングスリムブラウンで試しました。

フィルターの違いに関してですが、

簡単に説明すれば、スモーキングスリムブラウンは通常のフィルターより、良くも悪くも香りや喫味がダイレクトに入ってくる。と言ったところでしょうか?

 

⚠あくまでも個人的な感想です。シャグの状態や体調、その他、香りや味の感じ方には、個人差があるとご理解ください。

 

うまいいい!

ゆっくり吸い込むと、スワレ系特有の旨味に少しスパイシーさが加わり、どっしりしていながらもサッパリとした味わいが口いっぱいに広がります。

程よい苦味と甘味があり、酸味は少ないと思いました。

定番のドラムと比べると、ドラムはじくじくとした旨味で柔らかく、一方ハイタバコはサッパリながらキリッとしています。

後味もハイタバコの方がスッキリしているでしょう。

誤解されない様に1つ。

サッパリしているからと言って味が薄いわけではありません。

 

またボディーですが、スワレや黒煙草系の中では若干マイルドな部類です。

体感では、紙巻きでいうタール10~12mg前後位に感じました。

普段ライトな煙草を吸われる方は、ノーマルのロングフィルターかカーボンフィルターで嗜むといいでしょう。

 

余談ですが……

リコリスペーパーで吸うと、更に甘みが加わる事でより深みを持ち、喫味もマイルドになるので、味わいに物足りなさを感じたり、あるいは喫味が強すぎると感じる方にはおすすめです。

 

戻りまして、香りは終始鰹節や正露丸の様な香ばしい燻製の香りが漂います。

メジャーなドラムより倍は香りが強いので、スワレ系好きな方でも好みが別れるかも知れません。

しかし半分程吸った喫煙後半には、燻製の香りが弱まり、代わりにフルーティーな華やかさが現れると同時に、味わいにも煙草葉が持つ甘さが強まります。

 

フィルターの差ですが、正直大きな差はあまり感じられませんでした。

元々味が濃いので、どちらがいいかは好みになってくると思います。

しかし、上記で書いた前半と後半での喫味の移り変わりは、ノーマルフィルターの方がいくらか捉えやすいのかな?と思います。

 

【感想】

 

(5点満点中)…2.5が平均or普通

お気に入り度*3☆3.5/5→5/5

オススメ度☆5/5

初心者へのオススメ度(わかり易さや吸いやすさ、癖の少なさを考慮)☆1.5/5

甘味☆3.8/5

酸味☆2.3/5

苦味☆3.7/5

辛味☆2.5/5

スパイシー度☆3.8/5

コク☆4/5

クセ☆5/5

ルームノート[周囲への香り]☆5/5

ボディー[ニコチンや刺激、喫味の強さ]☆4/5

正露丸度☆4/5

 

味わいは濃くもキレが良く、スワレ系の中では喫味も強過ぎることはないので、サラッと吸える美味しいシャグだと思います。

また味の濃い食事の後や、度数の強いお酒と相性がとても良かったです。

個人的に、湿度を含むジクジクした濃い旨味系が好みなので、このサッパリさは若干物足りないなと感じてしまいましたが、それが良い意味合いに転び最後まで飽きずに吸えました。

ただ吸いやすいとは言っても、稀に吸い疲れを感じたので、その際はブレンドなり自分で調整が必要となります。

またパウチの凝った作りもポイントが高く、総合的に見て暫くリピートしても良いかなと思いました。

追記……吸っている間にどんどんハマり、またブレンドにも向いている優秀なシャグだと感じたので、常に手元に置いておきたいラインナップに追加。

 

試してみたいのが、チョイスのダークチョコレートやオレンジ系シャグとのブレンド

想像ですがオレンジやチョコとの相性が良さそうです。

そう考えるとビーボも相性良いのかな〜?

機会があればブレンドの記事も書いて見たいと思います₍ᐢ.ˬ.ᐢ₎

 

それではこれにて、ハイタバコダークファイアのレビューを終わりと致します。

皆さん、ルールを守って良い喫煙ライフを〜⸜(๑⃙⃘˙꒳˙๑⃙⃘)⸝

 

Hi tobacco 関連商品

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*1:In 2015, realizing the potential of the market, we invested time and knowledge in the development of two new versions of the Hi Tobacco brand: Dark Fire and Virginia Blend.

The Dark Fire version consists of a dark, smoked tobacco, developed with the mixture of Virginia and Burley leaves. Virginia Blend is made with 100% pesticide-free tobacco and chemical additives from organically certified crops.

With the Hi Tobacco portfolio update, we have grown, expanded staff and expanded our operations. In 2016 and 2017 we opened the doors to the international market. We exported eight new versions of Hi Tobacco to Chile and three versions to Japan.HBT Handmade Brazillian Tobacco. Fábrica Brasileira de Tabaco

*2:茎や、葉の輪切り、カットし切れていない葉

*3:1⇢リピートはない。不味くて吸いきれず、多分捨てる。2⇢吸えなくは無いが、好みでは無い。2.5⇢普通。3⇢美味しいので、期間を空けてまたリピートしてもいい。4⇢これよりベストな物が見つかる迄、リピートする位には気に入っている。5⇢かなり自分好み、常喫決定