十服目:JBR vanilla ジェイビーアールバニラ レビュー
本日は、超シンプルなパッケージで地味さ漂う【JBR vanilla(ジェイビーアール・バニラ)】をレビューしていきます。
フレーバーの王道「バニラ」。
味わいはまろやかで口内に馴染みやすく、その華やかでまったりとした香りは、男女問わず人気のフレーバーです。
普段着香を吸わない方でも、『バニラなら吸える』といった方も多いのではないでしょうか?
「バニラ」はメイン着香だけでなく、隠し味としても重宝されているため、それを含めるとバニラ系シャグは数多く販売されています。
……かのセブンスターもバニラを隠し味に使っている、なんて話しもあるんですよ。
だからこそ他の着香と違い、豊富な選択肢の中から、自分の好みに合う物を探せる強みがあります。
…よく使っている通販サイトでは、ザッと適当に数えただけで24種類ありました。
なので実際はもっとあるって事ですね(; ꒪ㅿ꒪)すご
♛ JBR vanilla ♛
【about】
価格:30g ¥780 ☞ 0.5g ¥13
付属ペーパー:あり
会社HP(独):Pöschl tabak
会社HP(英):Startseite - Poeschl Tabak
生産:ドイツ
パッケージはバニラのイメージカラー黄色に、レッドブルに通ずるネオン調『JBR』と書かれただけのシンプルなデザイン。
まるで足るを知れとでも言いたげで、正直購買意欲はそそられなかったけれど「パッケージに金かけるより品質勝負じゃ、とりあえず吸ってみろ美味いから!」って事なんかなー?と勝手に推測。笑
製造元は、スナッフ(噛みタバコ・嗅ぎタバコ)で、ドイツシェア驚異の97%を叩き出す
煙草グループ会社『ペシェルタバック』です。
過去記事のカプチーノチョコ(Cappuccino choco)でも少し触れましたが、ファインカットはJBRの他に、Red BullやPUEBLO等があります。
ちなみに商品名のJBRは『John Brumfit & Radford(ジョン・ブラムフィット&ラドフォード)』の略みたいです。
人物名なのは解りますが、なぜこのブランドネーミングなのかは情報が無く、判らずじまい。
「John Brumfit 」とだけ検索するとパイプが出てくるので、何か関係があるのでしょうか?
付属ペーパーは、PUEBLOのスローバーニング50枚入。
厚さも薄く、素材は無漂白のオーガニックヘンプです。
こちらは現在、商品としても販売されていて購入する事が出来ます。
価格は店舗により上下しますが ¥ 110〜!
ペーパーのこだわりが強くなければ、ペーパーを別途で買う必要がなく、その分コスパは良いと考えられます。
【シャグの状態】
購入した店舗が入口を開放していたためか、開封すると乾燥が進んでいました。
写真はブログを始める前に記録として撮った物なので、加湿後の写真となっています。
ちなみに加湿前は、バニラは本当にささやかに感じる程度でした。
加湿後はしっかりバニラが感じられたので、とりあえず一安心。
カットは平均的な刻み幅で、主脈の輪切りや茎、カットしきれなかった葉などは殆ど見受けられなく、とても綺麗です。
色合いはやや暗めのブラウンに、明るい茶色と黒い葉がところどころ混ざっていました。
【香り】
少しパウダリーでお香よりなバニラ香です。
バージニア由来か、薄らと酸味のある香りも共にあり、遠くに洋酒に近い香りも感じられます。
今回はシャグの在庫が古い、あるいは劣化したものと考えられるので、一概には言えませんが、バニラ着香は強くありません。
【喫味】
ペーパー:Raw classic レギュラー
フィルター:Smoking slim brown 15mm
:pure slim 18mm
フィルターはノーマルタイプと、
両切り派におすすめなスモーキングスリムブラウンで試しました。
フィルターの違いに関してですが、
簡単に説明すれば、スモーキングスリムブラウンは通常のフィルターより、香りや喫味がダイレクトにわかる。と言ったところでしょうか?
⚠あくまでも個人的な感想です。シャグの状態や体調、その他、香りや味の感じ方には、個人差があるとご理解ください。
ゆっくり吸うと━━
煙草の香りに添えられた程よいバニラに、吐き出した煙や鼻を抜ける香りは、カラメルで薄くコーティングした様な甘みがあり、心地いいです。
ケミカルな印象も特にありません。
商品説明でよく見る『バニラの甘い香りの中にキャラメルに似た香りが感じられる。』はその通りだと思いました。
しかしながら、ベースの葉たばこの味わいが全面に出ていて、バニラは引き立て役。
着香は抑え目でベタっとしていないので、フレーバーシャグを普段吸わない方も吸えるレベルだと思います。
……最後に吸ったバニラ着香がコルバだった為に、余計そう感じたのかも知れません。
たばこ自体の味わいは、酸味・雑味共に平均より少なく、乾燥気味でも辛味は感じません。
程よい苦味に甘味は素朴で、全体的に地味とも取れますが質は悪くなく、しっかり纏まっていて吸いやすいと思います。
同じ会社から出ているプエブロと似た系統に思います。
肺喫煙すると、喉へのキックはやや感じますが、かと言って肺は苦しくありません。
このように、フレーバーシャグの中では比較的吸いごたえはあり、体感ではタール6〜8mg前後だと思いました。
加えて、煙草の先から出る煙(副流煙)の方がクリアな甘いカラメルバニラが出ています。
が、こちらも同様に香り立ちはマイルドな部類なので、比較的場所を選ばずに吸えそうです。
事実、私の家族は「普通の煙草よりかは甘い香りだけど気になる程でも無い」とのこと。
吸ったことはありませんが、いつかのキャスターの香り方に似ているな〜と思いました。
フィルターの差異ですが、元々着香が抑え目なのでスモーキングスリムブラウンでないと、フレーバーの香りを楽しむには少々物足りないでしょうか。
ピュアスリムですと目が詰まっていて長さがややあるため、注意して吸わなければ「あれ…バニラいる?あ…いるか」と困惑してしまいました。
そのため、ノーマルフィルターを使うのであれば15mmがいいでしょう。
好みによりますが、個人的には、ペーパーチップや上記のスモーキングブラウンの方が、相性は断然良いと思います。
【まとめ・感想】
(5点満点中)…2.5が普通or平均
お気に入り度*1☆2.3
オススメ度☆2.5
初心者へのオススメ度*2☆2.5
甘味☆3
酸味☆1.5
コク☆2.5
苦味☆1.5
辛味☆1
クセ☆1.5
煙草感☆3.5
喫味の強さ☆2.8
ルームノート[周囲への香り]☆2
バニラ度☆2
冒頭で書いたように、パッケージは質素ですが地は実力派で、なるほど美味い。
フレーバーシャグの中では吸いごたえもあり、着香も抑え目で飽きることも無く、コスパも良い部類なので選択肢の1つとして悪くないと思います。
完全なる蛇足ですが、人間で例えるならば『図書委員長』。
物静かで出しゃばる事無く、淡々と自分の仕事をこなすキャラクター、みたいな。笑
━━話を戻すと…
あらゆるフレーバーの中で、バニラ着香を探し求める方にわざわざおすすめはしないかな。
『バニラ系試してみたいけど、香りが強いのは苦手』
『フレーバーシャグの中でも、煙草感や吸いごたえのあるもの』
そんなシャグを探している方向けといったところ。
コルバがイケイケなバニラ着香なら、こちらはモテる大人の男性が吸っていそう。
私としては、第三者が吸っているならこちらの方が好きです。
要点を纏めると、生地の質は悪くなく着香も控えめで上品。
加えて雑味も少なく、美味しい。
けれど、私にとってはバニラ着香を吸いたい時にわざわざ選ばない微妙な位置。
よって、リピートするにはこれといった決め手に欠けてしまうので、お気に入り☆2.3と致しました。
ですが、夏場等の暑くジメッとした環境下では、この位のフレーバーの強さがちょうど良いでしょう。
今回はこの様な結果となってしまいましたが、購入が冬季であったことや、店舗がコロナ換気のため常時開放していたため、乾燥が進んだことも含めフレーバーの劣化が考えられます。
バニラフレーバーを一通り吸ったら、もう一度購入してしっかり確かめたいと思いました。
それでは長くなりましたが、これにて『JBR vanilla』のレビューを終わりと致します。
最後までお読み頂きありがとうございました。
皆さん、よい喫煙LIFEを〜(♡ᴗ͈ˬᴗ͈)⁾⁾⁾