16服目:ハイタバコ バージニアブレンド シャグレビュー

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本日は、国内では数少ないブラジル産シャグ

ハイタバコ・バージニアブレンド(Hi tobacco Virginia blend)】をレビューします。

        

 

バージニアは様々なメーカーから出ていて、どれを吸おうか迷いに迷った結果、以前レビューしたハイタバコにもあったよな〜ってことで、今回はこれ。

 

実際、手巻き用のバージニアブレンドはシンプルが故に、棲み分けが難しく似寄りになりがちなんですよね。

商品説明も大体同じだし…

場合によっては同時に吸い比べないと、違いがハッキリしない物もあったりします。

何より、その差を言葉で表すのが難しいという…。

なのでちょっと避けてました。笑

ただここ最近、私自身もバージニアシャグの常喫を変えたいってのがあったので、これを機に書いていこうと思います( ・᷅-・᷄ )ガンバレワタシ

 

てなわけで、本題のレビューをどうぞ٩( ᐛ )و

 

♛ Hi Tobacco Virginia blend ♛


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About

 

✓Rough information
価格:30g ¥900 ☞ 0.5g ¥15

巻紙:あり50枚

会社:HBT Industria e Comercio de Tabacos Ltda

生産:ブラジル

普及率:普通〜良い

手巻きスペース:2ターン

 

 

まず、パウチ側面に記載されている、商品説明は下記の通りです。

意訳ありあり

原文:Hi Tobacco Virginia Blend- Natural Tobacco is made from a mixture of high quality tobacco groun 100% in Brazilian crops. Its composition of mild and clear tobacco, Virginia type original, Extremely light smoking. It is a variety with unique aroma and sugary notes coming from the tobacco leaf itself.

訳:ハイタバコ・バージニアブレンド(天然たばこ)は、高品質のブラジル産葉たばこを100%使ったブレンドから作られとるんやで。そのバージニア特有のマイルドでクリアな味わいは、どエラい軽やかな喫味を演出するで。ほんで、たばこの葉から生まれる独特の香りと甘みのあるノートが特徴なんやで。うぇい。

引用:パウチにて

 

━━バージニアは、産地で味や香りに違いが見られ、メジャー処では以下の各特性があります。

国産:甘み、やわらかさ、余韻

アメリカ:軽い甘さ、ほのかな香ばしさ、キレの良さ・高めのニコチン

ブラジル:濃い味わい、ほのかな甘み、苦み

 

つまり、そのブラジル産バージニアということだから、コクのあるほろ苦い甘みが楽しめるシャグということですね。

 

余談ですが、乾燥の工程や熟成度合いによっても、味に変化をもたらします。

覚えておくといいのは、熟成が進むと酸味と甘みが増すということ。

 

パウチはバージニアの別名「黄色種」の通り、黄色がイメージカラーとして使われています。

パウチは相変わらずの神仕様\最ᵃⁿᵈ高/


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※ 作りは同じなので、詳しく画像で見たい方は『ハイタバコダークファイア』のレビュー記事をご覧ください。

 

アルミ(内)とプラ(外)の二重構造となっており、保香や品質保持に優れた作りとなっています。

ジップロックの様なジップも付いており、加湿後の乾燥対策にも一役買います。

折り返し部分はマジックテープで留められるようになっているので、ジップもしっかり閉じれば、持ち歩き時バッグの中でシャグが零れるといったこともないでしょう。

吸いきった後は別のシャグを入れて、再利用するといいかもしれません。

気をつけるべきは、手巻きの際にパウチ端を何かで抑えないとシャグを弾きます。

 

ちなみに、このジップは根こそぎ剥がれることがままあるみたいなので、乱暴に開封するのは避けた方が懸命です。

 

付属ペーパーは、Hi tobacco銘の漂白紙50枚。

ミニサイズと書かれていますが、1 1/4サイズと同程度で大きめです。

厚みはultra fineとある通り極薄で、画像でも下の文字が透けているのが分かると思います。

 

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入手は、手巻きたばこを取り扱っているたばこ店か、通販となり、普及率も悪くないことから、入手難易度は普通〜良いの中間でしょう。

 

シャグの状態


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開封してまず思ったのは、「すっごいキレーーなシャグだなぁ」でした。

 

触るとふわふわとしていて、やや乾燥が進んでいます。

この後の喫味項目でも書いていますが、乾燥状態でも辛味は少ないので、加湿はお好みで。

個人的な好みで言えば、足りないな程度の加湿具合が調度良く、加湿していないものも併せて楽しんでいます。

 

カットは細く短めの刻み幅で、刻みきれなかった葉等は特になく、全体的に綺麗な葉です。

やや太く短い茎も入っていますが、巻く際の邪魔になることや、喫味に影響することもなさそう。

反面、乾燥により細かい葉はそれなりにあります。※ロットによると思います。

それらは粉末ほど細かくないので、ローラーを回す前にセットしたシャグにふりかけるか、フィルター側に纏めて入れるといいでしょう。

 

主観になりますが、バージニアブレンドは元々香料を最低限しか使わないという特徴があり、その上で手触りや質感を見ていて、添加物の使用量は比較的少なさそうだと感じました。

 

色合いは、明るいオレンジブラウンがベースに、更に明るいイエローが混ざっています。

全体で見ると、とても明るいオレンジ系ブラウンです。

この色合いからして、熟成は浅く酸味が穏やかだろうなぁ〜という印象です。

 

香り

穀物系の香ばしい素朴な香りに、糖分からくるスッキリとした甘い香りが伴い、それらを引き立てる酸味が柔らかに添えられていて、バージニア然とした美味しそうな香りです。

またバージニアの中では、酸っぱい香り立ちは穏やかだと思いました。

そして穀物系は穀物系なんですが、トースティーな香り立ちで、どこかビスケットや麦茶を彷彿とさせます。

ノスタルジックな、ほっと安心出来る香りです。

 

これは期待が高まるなぁ〜(´º﹃º`)ジュルリ

 

加湿後━

加湿前ではあまり感じられなかった、青みのある干草系の香りが穏やかに顔を出し、また葉の持つ糖分の香りも強まりました。

 

全てのシャグに言えることですが、ハイタバコは加湿具合で香りの変化が顕著に出る印象で、自分の好みで加湿加減を変え、色々と楽しめるシャグだと思います。

 

 

喫味

 

 

✯✯使用ツール✯✯

ペーパー:Raw organic

フィルター:Smoking Brown Slim

フィルター:Zigzag Menthol Slim

 

あくまでも個人的な感想です。シャグの状態や体調、その他、香りや味の感じ方には、個人差があるとご理解ください。

 

まずは加湿せずそのままで━━。

 

えっ!うまぁぁ……(✧Д✧)

バージニアは糖分が高い故に、アルカリ性に傾き辛味を感じやすく、またバージニアの特徴として『酸味』は切っても切り離せない存在です。

そして乾燥したシャグは良くも悪くもいがらっぽく、甘味が後ろに下がる代わりに辛味が目立ちます。

しかし0ではありませんが、ハイタバコにはそれらが明らかに少なく、甘味はハッキリと感じられ、サッパリとした後味は、まるで良いところだけを残したような香喫味なんです。

一言でいえば、めっちゃ優等生!

 

そして加湿後━━。

 

商品説明の通り、辛味や雑味は少なく、非常にクリアな吸い心地です。

多少雑な吸い方をしても、あっさりとした旨味と、ほろ苦さを伴ったバージニアの甘味を存分に堪能出来ます。

加湿前後の香喫味を鑑みて、葉のグレードは良いものと思います。

 

ちなみに、個人的に火をつけたバージニアのイメージは、干し草(青畳とも言う)のような青みのある爽やかな香りか、穀物のような落ち着く香ばしい香りかに別れるのですが、ハイタバコはやや穀物系に寄った中間の香りに感じました。

 

また酸味は、味わいを引き立てる素晴らしいアクセントだと思いますが、強すぎる酸味は個人的に鬱陶しい。

それが理由で、バージニア系の常喫であるGVから別の物に変えたいと考えている私でしたが、ハイタバコに至っては穏やかな酸味でちょうどいい塩梅です。

何をもって、ちょうどいいとするかは難しいところではありますが…。

敢えて言うなら、酸味が苦手な方でも許容できるLvではないでしょうか。

 

また特徴として、黒糖のようなコクのある柔らかな甘味に、苦味が合わさることでしつこさはなく、後味はサッパリと軽やかです。

また甘味を優先するならば、加湿後は甘味がマイルドになり苦味が前に出るため、加湿前の方がハッキリと感じられました。

 

煙の質も優しく、肺喫煙しても喉へのキックは非常に穏やかで、苦しさはありません。

体感では紙巻で言うタール8mg前後の強さに感じられ、常喫に向いていると思います。

 

が、マニ金等のオリエントがブレンドされたものや、GVの熟成したものと比較すると華やかさや重厚さはなく、ハイタバコは単調でオーソドックスな味わいと言えるため、飽きが早いとも考えられます。

素材の味わいを大事にしたハイタバコか、一流シェフの手が入ったブレンドたばこかの違いで、一概にどちらが良い悪いはなく、これは好みによると思います。

個人的には、とても好みな味わいでした。

 

加えて、ブラジル産バージニアの特徴がよく出ているので、産地の違いを楽しめる稀有なバージニアシャグだと言えるでしょう。

 

まとめ・感想 

【評価分布……2.5が普通or平均】

⇢不味くて吸いきれず、多分捨てる。/かなり少ない

⇢捨てる程でも無いが、不味い/少ない

⇢吸えなくは無いが、好みでは無い。/やや少ない

2.5⇢普通/平均

⇢美味しいので、期間を空けてまたリピートしてもいい/やや多い

⇢これよりベストな物が見つかる迄、リピートする位には気に入っている/多い

⇢かなり自分好み、常喫決定/かなり多い

 

お気に入り度☆4/5

オススメ度☆5/5

初心者へのオススメ度*1☆5/5

甘味☆4/5

酸味☆2/5

コク☆3.5/5

苦味☆3.5/5

辛味☆2/5

クセ☆1/5

喫味の強さ☆3.5/5

ルームノート[周囲への香り]☆1/5

 

とっっっても美味しゅうございました。

バージニアの酸味が嫌いな方でも、比較的楽しめるシャグではないでしょうか。

ただし味わいの複雑さは無く、常喫するには飽きがくるのも早そうなので、その際には一割程度スワレや黒煙草、着香を混ぜたりして、アクセントを付けながら調整するといいでしょう。

ブレンドのベース用として、常備するのもいいかもしれません。

 

━━バージニアを探している方には

 

✓はっきりと甘いけど酸味は少ない

✓辛味も少なく、湿度管理を徹底せずに済む

✓香りの方向性は穀物

喫味は軽くもなく重くもない中間のもの

バージニアストレート

 

を求めている方におすすめでしょう。

初心者〜ベテランの方まで、幅広く楽しめる優等生なバージニアなので、未喫の方は是非。

特に初心者の方には、吸い方や管理等の扱いが楽な上、はっきりと旨味を感じられるのでおすすめです。

もし酸味が好みより少ないと感じても、自分で調整出来るシャグと考えれば、お利口さんで使い勝手のいいシャグでしょう。

 

クセのないオーソドックスな香喫味なので、どんな料理やお酒とも合いますが、敢えて言うならば酸味のある料理の後や、柑橘系の爽やかなカクテル・珈琲ならばコクのあるタイプや無糖のカフェラテに合うと思います。

敢えて甘さに振り切って、ミルキーなクリーム系のスイーツとも相性は良さそうです。

 

また私がブレンドするならば、この素朴なバージニアの味わいを崩したくないので、ハイタバコの比率を多く保つでしょうか。

例えば、まとめ冒頭でも言ったように、黒煙草の苦味や、スワレ等のスパイシーさで遊びを持たせたり

着香ならばコクのあるタイプをハーフ、あるいはバニラとレモンを1〜2:1:7~8(HT)でブレンドして仄かなフレーバーに留めるでしょう。

いずれにせよ、ハーフで混ぜても目立たせたいシャグの邪魔をしないので、旨味や甘味を足したい時に重宝しそうです。

 

リピートは、バージニアシャグ探しの旅に出ているので、一通り試してからになりそうですが、優先順位としてはかなり高いです。

まじ好み >٩( ᐛ )و٩( ᐖ )۶< バカ旨い

 

それでは長くなりましたが、これにて

【ハイタバコ・バージニアブレンド】のレビューを終わりと致します。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

皆さん、良き手巻きLIFEを〜( * ॑꒳ ॑*)⸝⋆。✧♡

 

 

Hi tobacco 関連商品

 

romeesmoke.hatenablog.com

 

 

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*1:わかり易さや吸いやすさ、癖の少なさを考慮