七服目:Bi Bo ファインカット レビュー

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本日は、パイプ煙草で有名な『ビーボ・ファインカット(Bi Bo fine cut)をレビューします。

 

      

 

悪いレビューを聞いた事がないビーボ。

存在は知っていたものの、何とな〜くスルーを繰り返し見ないふり。

それがつい先日、酔った勢いでポチってしまい届きました。笑

気になっていたシャグだったものの、初めて吸うにはちょっと手が出しにくい価格帯。

しかも意外と実店舗では取り扱っていなかったりと、実物を確認出来なかったのも迷った理由の1つです。

評判も良いし固定のファンも比較的いそうな印象ですが、やはり価格帯やパッケージから得られる情報が無い為に、回転が悪いのでしょうか?

なんにせよ、勢いだったものの届いてみると、早く吸いたい気持ちが抑えられません。

 

与太話はこの辺りで、今回レビューする『ビーボ』ですが巷ではよく、オレンジ系のカルピス・ヨーグルト・フルーチェ等の乳酸系シャグと言われています。

乳酸系フレーバーは他のシャグには無いので、どんな味わいを見せてくれるのか楽しみです𖠚ᐝ⚯̫

 

♛ Bi Bo fine cut ♛

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【About】

 

価格:40g ¥1,410 🍊 0.5g ¥17.6

生産:ドイツ

附属ペーパー:なし

ブレンド:M.A.blends

 

ビーボはパイプ煙草で人気の煙草会社、ダンタバコ社(Dan tobacco)から出ています。

ちなみに商品名のBi Boとは、Biker&Bolzer(バイク乗り&キッカー)の頭の2文字を取って付けられたそう。

 

ダンタバコと言えば、特に銘品として有名なのが

☽ Take your time(旧Take it easy)

☽ blue note   (こちらはfine cut版もある)

この2つ。パイプ煙草を吸わなくても、一度は耳にした事があるのではないでしょうか?

 

ダンタバコ社の着香は上品な香りながら、煙草感のしっかりあるバランスの良い物が多いらしいので期待が高まります(⸝⸝⸝ᵒ̴̶̷ ⌑ ᵒ̴̶̷⸝⸝⸝)

 

公式のページを覗いてみるとファインカット版は掲載されていなかった為

パイプ葉にはなってしまいますが、同じ銘柄の物を読める範囲で…

公式ページはコチラをClick

✯フレーバーは強め

✯ブラックキャベンディッシュとゴールデンバージニアのブレンド

✯オレンジ・マンダリン・バニラのアロマ

と記載されています。

よく聞く、ヨーグルト等の乳酸系フレーバーを彷彿とさせるものは見当たりません。

 

なお、残念ながら付属ペーパーはついていませんでした。

しかし、他の方のレビューを見ると付いてたりするものもあるので、購入の際は確認した方がいいかと思います。

加えて、冒頭でも少し触れましたが、普及率は決して良いとは言えず、手に入れるには手巻きシャグに力を入れている大きい煙草屋か、通販になるかと思います。

 

余談ですが、ビーボが生まれた経緯に『大のパイプ好きの社員が作り上げたブレンド』とよく書かれますが

 

補足すると……

25年以上にわたり煙草の専門家としてダンタバコ社で働くサッカーファンのMr.マイケルアピッツと

25年以上ダンタバコの熱心な顧客だったバイクファンのMr.ラルフカシュウィッチ。

そのカシュウィッチがここ数年、店舗販売におけるアピッツのアシスタントとして、日常的に働くまでになり

仲のいい2人は一緒に働きだした記念日に合わせて、特別なパイプ煙草を作ろうと考えました。

そして、アピッツが前々から高く評価していた同名の漫画家が、なんと自分と産まれた年が同じだという事を知りイラストを依頼。

商品名は2人の特徴を表したBiker&Bolzerから取り、こうしてBi Boが誕生したそうな。

 

ちなみにこのイラストの作者に、個人でイラストを依頼する事も出来るらしいです。

APITZ ART - HOME

 

*1 から引用 

 

多少の意訳と、英語の成績は悪かったので間違いはあるかもしれませんが( ˙꒳​˙ )笑

公式にはこの様なストーリーが書かれていました。

そう考えると、パッケージのデザインも思うところがありますよね。

元々ユニークなデザインだし

とりわけ、商品名にも起因するバイカー&ボルツァーは「シャグと何の関係が?」と沢山の方が疑問に抱えていたと思います。

それも2人の友情あってのものだと知ると、見る目も変わって、大切に味わって吸おうと思えるハートフルなシャグだった訳です。

 

この情報を元に、もう一度イラストを見てみれば……

左がバイカーのカシュウィッチさんで

右がボルツァーのアピッツさんなのかな

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 Ralph Kaschwich (biker) and Michael Apitz (Bolzer)

【シャグの状態】

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開けるとボソボソとパサついていて乾燥が進んでいました。やはり回転が良くないのでしょうか?

 

カットは平均より少し太めでザックリとした印象です。

カットし切れていない大きい葉も混在していたので、全体的に見ると少々荒いと思いました。

が、元はパイプ煙草葉だった物を手巻きでも吸える様、細くカットしたのだと思えば許容範囲。

また、大きくは絡まってはいませんが、カットは若干長めなので解す際は優しくしてやると、ブチブチと切れて粉々にならなくて済むと思います。

葉の色合いはライトブラウンが主体の、平均的なブラウンも混ざり、全体的に見れば明るいカラーです。

黒い葉は見受けられないので、公式のページで書いてあったパイプ葉とファインカット版では、ブレンドが違うのかもしれません。

【香り】

 

開封の状態で、強くはありませんが柑橘系のチューイングガムの様な香りが、、、

開けて鼻を近付けると、蜜柑とオレンジの中間の様な柑橘香が強まります。

バニラの香りは正直よく分からないけれど、クリーミーさもある香りなので、これがそうなのかもしれません。

もしそうならばバニラが柑橘の酸味に引っ張られ、白さを彷彿とさせる乳酸系の香りになったのだと思いました。

 

個人的に、シャグから香るフレーバーはぷっ〇ょやハイ〇ュウに似ていると思いました。

【喫味】

 

手巻き煙草 ver…

ペーパー:Raw classic レギュラー

フィルター:Smoking slim brown 長さ15mm

                  :pure slim 長さ18mm

フィルターはノーマルタイプと、

両切り派におすすめなスモーキングスリムブラウンで試しました。

フィルターの違いに関してですが、後日詳しく別の記事にて掲載するとして☞

簡単に説明すれば、スモーキングスリムブラウンは通常のフィルターより、良くも悪くも香りや喫味がダイレクトに味わえる。と言ったところでしょうか?

さて、説明もこの辺りでレビューをば

 

⚠あくまでも個人的な感想です。シャグの状態や体調、その他、香りや味の感じ方には、個人差があるとご理解ください。

 

加湿前でも辛味は少なく、煙草特有の香ばしさはありますが、フレーバーはわかりやすく香ります。

なので、乾燥していても非常に吸いやすいシャグです。

…シャグが乾燥している時は、ペーパーはGIZEHのブラウンペーパーを使用しています。何となく安かったから買ったんですが、乾燥したシャグには他のペーパーより相性よく感じるんですよね。

 

↓↓   加湿後   ↓↓

 

ゆっくり吸ってみると、シャグで感じていたハイ〇ュウの様なケミカルさは無くなり、爽やかで瑞々しい柑橘の香りが開きます。

ちょうどミカンとオレンジの中間かな?

とてもクリアなフレーバーだと思いました。

 

余談ですが、美味い不味いの好みは別とし、着香はアークロイヤルがダントツで上手いと個人的に思っているのですが

こちらも同レベルで、まるでシーシャの様な瑞々しいフレーバーです。

 

香りの奥にクリーミーさがあり、しかし決してベタっとした甘さでは無く、終始爽やか。

上質な柑橘香に負けず、味わいも甘酸っぱく辛味や苦味は少なかったです。

後味はオレンジティーを飲んだ後の様に、スッキリとした甘い余韻を残します。

香り高い着香とクリアな味わい故か、吸いごたえは軽く感じられるものの、一本吸いきった後には満足感が得られる為

体感でタール等の強さは6~8mg前後に感じました。

 

フィルターの差ですが、大きな差はあまり無かった様に思います。

敢えて言うなら、元々のクオリティーが高く雑味が少ない為、スモーキングスリムブラウンで吸った後だと、ノーマルフィルターの場合は物足りなさを覚えました。

贅沢とも言える豊かな柑橘の香りや、甘酸っぱい味わいが減った事が要因だと思われます。

 

✯ジャーニーパイプ2ver…

手巻きではあまり浮かばなかった、巷で言われているカルピスがまさしく!といった感想。

やはり、フィルターを通さない分フレーバーや味わいがより濃くジューシーに。

濃いと言っても決してイヤらしさは無く、爽やかなフレーバーなのでご安心ください。

火着きや火持ちも良いので、気楽に吸うことが出来ました。

ショートスモークパイプ・ファインパイプ・煙管をお持ちでしたら是非おすすめです。

【感想】

 

(5点満点中)…2.5が平均or普通

お気に入り度*2☆4.5/5

オススメ度☆4/5

初心者へのオススメ度*3☆5/5

甘味☆4.2/5

酸味☆3.5/5

苦味☆1/5

辛味☆1/5

コク☆2.5/5

クセ☆3.5/5 

ルームノート[周囲への香り]☆4/5

煙草感☆2.5/5

ニコチン等喫味の強さ☆3.8/5

オレンジ度☆5/5

 

やはり元がパイプ煙草だっただけあり、とても上質な着香だと思います。

嫌なケミカルさもなく、吸った瞬間に「あっ、めっちゃ美味い」と思わず口から出てしまいました。フレーバーの味もよく出ていたと思います。

かつ、香りも爽やかなので周囲へのウケは良いと思います。

ただし、ルームノートは強めの☆4な為、飲食店では控えたり、香りに敏感な方が傍に居る時等、吸う場所は配慮した方がベター。

しかしながら、香りは割と早く飛んだと思います。

 

絶賛しているにも関わらず、お気に入り度が満点でなかった理由を説明すると

ここ最近はスワレ系をメインで吸っていた為

もう少し吸いごたえに解りやすい力強さと、締まりを生む渋みが欲しかった事による減点としました。

しかし、個人的な要望を抜きにすれば、唯一無二のフレーバーであり、初心者〜ベテランの方まで幅広く楽しめる煙草なので、未喫の方は是非試して欲しいと思います。

特に女性の方におすすめかな。

 

リピートですが、このシャグを使ったブレンドで気に入っているものがあるので、常備のラインナップにしています。

 

それでは長くなりましたが、これにてビーボのレビューを終わりと致します。

最後までお付き合い頂きありがとうございました。

皆さん、良い喫煙LIFEを〜( ◜▿◝ )

 

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*1:Michael Apitz has been a highly regarded employee of DAN PIPE as an expert in tobacco matters for over 25 years. Ralph Kaschwich has been a loyal customer of DAN PIPE for over 25 years and has also been working on a daily basis as Michael Apitz's "assistant" in store sales for several years. Motorcycle fan "Biker" Kaschwich and passionate footballer "Bolzer" Apitz came up with the idea of composing a special tobacco on the occasion of their joint anniversary and having a pipe designed according to both shapes.

When Michael Apitz discovered rather by chance that a well-known cartoonist of the same name, which he greatly appreciated, was born the same year, he spontaneously contacted the artist and asked if he would contribute a drawing for the label of the BiBo tobacco. Newly asked, and already won! Here is the result.

*2:1⇢リピートはない。不味くて吸いきれず、多分捨てる。2⇢吸えなくは無いが、好みでは無い。2.5⇢普通。3⇢美味しいので、期間を空けてまたリピートしてもいい。4⇢これよりベストな物が見つかる迄、リピートする位には気に入っている。5⇢かなり自分好み、常喫or常備に決定

*3:わかり易さや吸いやすさ、癖の少なさを考慮